"人にも自然にもいい"を叶える特別な石けんができるまで

アピテラピのJOURNAL記事:人にも自然にもいいを叶える特別な石けんができるまでのページ 並べて熟成させる完熟生せっけん
BEHIND STORY

“人にも自然にもいい”を叶える
特別な石けんができるまで

「素材の力をそのまま活かせば、
きっと人にも自然にもいい石けんがつくれる。」
その想いから、完熟生せっけんは生まれました。

やわらかく、しなやかで、
素材のぬくもりを感じる
アピテラピの
「完熟はちみつ配合  完熟生せっけん」は、
一般的な石けんとは
大きく異なる製法でつくられます。
じっくりと時間をかけて、
手間を惜しまないこと。
それは、人にも自然にも誠実な石けんを
届けるためのわたしたちの選択でした。

1固形なのに、やわらかい

1固形なのに、やわらかい

アピテラピの完熟生せっけんは、固形石けんなのにどこかやわらかく、しなやかな質感が特長です。その秘密は、一般的な固形石けんとは異なる「カリ石けん」をベースにしていることにあります。

アピテラピソープディッシュに置かれたアピテラピ完熟生せっけん

カリ石けんとは?

やわらかに泡立ち、やさしい洗い心地でありながら、高い洗浄力も持つことが特長で、身近な液体のハンドソープやボディソープなどに使われるだけでなく、医療や介護の現場で活用されることもあります。
カリ石けんは、天然油脂由来のため、自然の中で分解されやすく、製造工程においても廃棄物を出しません。さらに、うるおい成分を抱え込みやすいため、自然の恵みをできるだけそのまま活かすこともできます。まさに、わたしたちの「人にも自然にも心地よい石けんを届けたい」という想いと重なる存在でした。

緑豊かな森に咲く一輪の白い花

一方でカリ石けん素地は、液体石けんとして使われることがほとんどで、固形化は難しいといわれてきました。わたしたちはこの素地の魅力は活かしながらも、容器も不要でコンパクトな「固形石けん」として仕上げたいと考えました。目指したのは、ナトリウム石けんが持つ「使いやすさ」と、カリ石けんが持つ「やさしい洗い心地や保湿成分を抱え込む力」の両立です。

アピテラピソープディッシュに置かれたアピテラピ完熟生せっけん 緑豊かな森に咲く一輪の白い花
ナトリウム石けんとカリ石けんの長所を組み合わせた完熟生せっけんのハイブリッド処方を示す図

2理想のうるおいを
目指して

2理想のうるおいを
目指して

ナトリウム石けんとカリ石けんの違い

一般的な固形石けんである「ナトリウム石けん」と、アピテラピの「カリ石けん」。同じ石けんであってもその性質が大きく異なります。
通常石けんづくりは、植物や動物の油脂にアルカリを反応させる「鹸化(けんか)」という化学反応から始まります。その際に使用するアルカリの種類によって、できあがる石けんの性質は大きく変わります。水酸化ナトリウムを使うと、固く、かたちを保ちやすいナトリウム石けんに、水酸化カリウムを使うと、うるおい成分を抱え込みやすく固まらない液状のカリ石けんになります。

一般的な固形石けん・アピテラピ完熟生せっけんの比較表

うるおいを閉じ込める鹸化

ナトリウム石けんとカリ石けんの違いは、鹸化によって生まれる天然の保湿成分「グリセリン」の残り方にも表れます。
ナトリウム石けんは、製造工程で生まれる天然の保湿成分グリセリンを分離し、石けん成分だけを取り出して作られることがあります。
対してカリ石けんは、石けん自体にグリセリンをたっぷり取り込むことが特徴。そのため、繊細な取り扱いが必要にはなりますが、うるおいを感じるしなやかな使い心地が生まれます。

石けんとグリセリンが分離した状態・石けんがグリセリンを含んだ状態を表す図
木になるオリーブの実

うるおいを支えるオリーブオイル

アピテラピでは、カリ石けんの原料にオリーブオイルを採用しています。オリーブ由来の脂肪酸は肌になじみやすく、完熟はちみつとの相性も良好です。
カリ石けんの水分を抱え込む特性と組み合わせることで、素材が持つ豊かなうるおいを活かすことを目指しました。洗うたびにうるおいを感じる使い心地は、こうして生まれました。

3固まらない石けんを、
どう固めるか

3固まらない石けんを、
どう固めるか

うるおいを抱えやすいカリ石けんは非常に繊細です。固形化は、前例の少ない挑戦でした。
製造方法や条件の検討を繰り返し、試行錯誤を続けました。その過程では期待した結果が得られないことも多く、さまざまな課題に直面しましたが、改善を積み重ね、ようやくカリ石けんの固形化を実現したのです。

ゲル状のカリ石けん

4まるごと
焚き込み製法の誕生

カリ石けんを固形化する独自の製造方法として、誕生したのが、良質な天然素材をまるごと職人の手作業でじっくり焚き込む、“まるごと焚き込み製法”です。

まるごと焚き込み製法

  • 石けん釜をかき混ぜる職人のイラスト
    1.

    オリーブオイルを焚き込む

    オリーブオイルをじっくり加温しながら鹸化。保湿成分を抱え込んだカリ石けん素地をつくります。

  • 石けん釜へ完熟はちみつを加える様子のイラスト
    2.

    はちみつ・
    精油を加える

    完熟はちみつや天然精油を加え、丁寧に混ぜ合わせます。

  • 型に流し込んだ石けんをヘラで均す様子のイラスト
    3.

    まるごと固める

    液状のカリ石けんを独自製法で固形化。天然由来成分を残したまま、じっくり固めます。

  • 箱に並べて乾燥・熟成させる石けんのイラスト
    4.

    乾燥・熟成

    カットした石けんを2〜3か月熟成。時間をかけて水分を抜き、しなやかな質感へ導きます。

  • 型に入れた石けんに刻印する様子のイラスト
    5.

    成型・刻印

    熟成後の石けんを一つひとつ成型し、ブランドロゴを刻印して仕上げます。

  • 手のひらにのせた完成した完熟生せっけんのイラスト
    6.

    完成

    釜焚きから約3か月。素材の恵みを抱え込んだ完熟生せっけんの完成です。

  • 石けん釜に投入されるオリーブオイル

    ビタミンやミネラルをたっぷり含んだ完熟はちみつも、100%天然由来の自然の香りいっぱいの精油も、成分をまるごと残して石けんに凝縮します。

  • 針金状のカッターで慎重に切り出される石けん

    型から取り出すと、まだやわらかさが残っています。
    慎重にカット。緊張の瞬間です。

  • 熟成した完熟生せっけんを両手で成形する職人の手元

    熟成を経ても、しなやかな感触が保たれることから、
    「生せっけん」と名づけました。

5素材に触れる
心地よさをお届け

5素材に触れる
心地よさをお届け

かつては当たり前だった固形石けんも、最近では液体や泡タイプが一般的になっています。固形の完熟生せっけんは、素材そのものの質感や使い心地をより身近に感じていただけるかたちです。さらに、液体石けんのようにポンプ容器を必要とせず、包装に使用するプラスチックや輸送時の環境負荷も抑えることができます。

手触りを届ける・輸送・CO₂排出量の削減を表すアイコン

自然の恵みを受け取りながら泡立てる時間、手の中で感じるしなやかな感触、最後まで使い切る心地よさ。
その一つひとつは、素材の力をできるだけそのまま活かすための試行錯誤の積み重ねから生まれています。
良質な自然の恵みと、それを活かす製法で、人にも自然にも心地よいものをお届けするために。
これからも、その手間を惜しむことなく、一つひとつの工程に丁寧に向き合いながら、ものづくりを続けていきます。

巣蜜とアピテラピ完熟生せっけん

完熟生せっけん

80g/3,630円(税込)

完熟生せっけん特集ページ